
アネモネの育て方
難易度 ★★☆・秋植え球根
春に鮮やかな花を咲かせる秋植え球根。ただし乾いた球根をいきなり土に埋めると腐ります。「吸水」というひと手間を知っているかどうかで結果が変わる花です。
アネモネは一重・八重・半八重があります。丈夫さでは一重咲きが一番で、初めてならここから始めるのが安心です。
- デ・カーン … 一重の代表格。発色がよく丈夫
- ポルト … 八重咲きで華やか
- モナリザ … 大輪で切り花にも向く
- 球根は「乾いて硬く、カビや傷のないもの」を選ぶ
球根は小さく干からびた見た目ですが、これが正常です。ふっくらしたものを探す必要はありません。
アネモネの球根はカラカラに乾いており、急に水を吸わせると細胞が壊れて腐ります。バーミキュライトや湿らせた砂に埋め、冷蔵庫の野菜室で1週間ほどかけてゆっくり戻します。
芽が動き出したら植え付けます。とがった方(芽ではなく根が出る側)を下に向けるのがポイントです。
- 吸水 … 湿らせたバーミキュライトに埋め、低温で5〜7日
- 一晩水に浸けるのは厳禁(腐りの原因)
- 植え付けは10月下旬〜11月。深さ3〜5cm
- とがった方を下に。水はけのよい土へ
日当たりのよい屋外で育てます。寒さには比較的強く、冬もそのまま外で管理します。
球根が腐りやすい植物なので、土が常に湿っている状態は避けます。
- 日なたへ。日照不足だと花が咲かない
- 表土が乾いてから水やり。受け皿の水は捨てる
- 霜柱で球根が浮くことがあるので、株元を軽く押さえる
球根に養分があるので多くは要りませんが、長く咲かせるには生育期の追肥が効きます。
- 植え付け時に緩効性肥料を控えめに
- 芽が出てから開花期は、薄めの液肥を2週に1回
- 花後も葉が枯れるまでは施し、球根を太らせる
咲き終わった花は茎の根元から切ります。種を作らせると球根が痩せます。
初夏に葉が黄変したら掘り上げ、乾かして涼しい場所で保存します。植えっぱなしだと日本の高温多湿で腐りやすいためです。
- 花がらは茎ごと根元から切る
- 葉は黄色くなるまで残す(球根を太らせる期間)
- 5〜6月に掘り上げ、陰干し後にネット袋などで保存
- 保存は風通しのよい冷暗所で
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アネモネの失敗は、ほぼ植え付け前後の水管理に集中しています。
- 吸水させずに植えた/一晩水に浸けた … 球根が腐る。最頻出
- 上下を逆に植えた … 発芽しない。とがった方が下
- 植え付けが早すぎる … 暖かいうちに植えると腐りやすい
- 過湿 … 日本の梅雨〜夏は特に危険。掘り上げ推奨
- アブラムシ … 春の新芽に発生。ウイルス病を媒介するので早めに対処