
ブロメリアの育て方
難易度 ★★☆・着生植物(パイナップル科)
パイナップルの仲間で、多くは樹上に着生して暮らす植物。葉の中心が筒状の「タンク」になっていて、そこに水を溜めるという独特の性質を持ちます。水やりの常識が通じません。
ブロメリアは大きく「タンクタイプ(葉に水を溜める)」と「エアプランツ型」に分かれます。入門はタンクタイプが扱いやすいです。
- グズマニア … 赤や黄の鮮やかな苞。流通量が多く入手しやすい
- ネオレゲリア … 葉の色と模様が主役。丈夫
- エクメア … 硬い葉と独特の花序。乾燥に強い
- フリーセア … 葉に横縞が入る種類が人気
花のように見える鮮やかな部分は「苞(ほう)」で、数か月もちます。本当の花はその中心にある小さな部分です。
地面に根を張って養分を吸うタイプではないので、保水性の高い培養土に植えると根が腐ります。
- バークチップ・水苔・軽石など通気性重視の用土
- 洋ラン用の植え込み材が扱いやすい
- 一般的な培養土は避ける
- 流木やヘゴ板への着生仕立ても可能
最大の特徴が水やりです。土ではなく、**葉の中心のタンク(筒状の部分)に水を溜めます**。
ただし溜めっぱなしは腐敗のもと。週に1回程度、古い水を捨てて新しい水に入れ替えます。用土は乾かし気味で構いません。
- タンクに水を入れる(常に1/3〜半分程度)
- 週1回は古い水を捨てて入れ替える
- 用土は表面が乾いてから軽く
- 明るい日陰〜レースカーテン越しの光
- 冬はタンクの水を減らし、10℃以上を保つ
タンクの水が濁ったり臭ったりしたら、それは腐敗のサイン。株を傾けて出し、新しい水を入れましょう。
ほとんど肥料を必要としません。与えすぎると葉色が悪くなり、模様も鈍ります。
- 生育期に規定の倍以上に薄めた液肥を月1回程度
- タンクに濃い肥料を入れない(腐敗の原因)
- 基本は無肥料でも育つ
ブロメリアは一生に一度だけ花(苞)を上げ、その後ゆっくり枯れていきます。これは寿命であって、失敗ではありません。
親株が衰えるかわりに、株元から子株(ピーティング)が出ます。親株の半分くらいの大きさになったら切り離して植えれば、世代交代して長く楽しめます。
- 開花後、親株は徐々に枯れる(正常な性質)
- 株元から出る子株を育てる
- 子株が親の1/2〜2/3になったら切り離して植え付け
- 枯れた苞や葉は付け根から除去
「買ってきて数か月で枯れてきた」の多くは寿命です。子株が出ていないか株元を確認してみてください。
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一般的な観葉植物と同じ育て方をすると、まず根が腐ります。
- 培養土に植えて水をたっぷり … 根腐れ。着生植物と理解する
- タンクの水を入れ替えない … 腐敗して悪臭・株が傷む
- 直射日光 … 葉焼けする。明るい日陰が基本
- 寒さ … 10℃を下回ると傷む
- 開花後に枯れるのを病気と誤解 … 子株を探す