
トウモロコシの育て方
難易度 ★★☆・果菜(一年草)
収穫したてを茹でた甘さは家庭菜園でしか味わえません。成功の鍵は「1列に並べて植えない」こと。風で花粉を飛ばすので、まとめて植えないと実が入りません。
家庭菜園では甘みの強いスイートコーンを選びます。粒の色で見た目も変わります。
- ゴールドラッシュ … 黄色粒の定番。育てやすく甘い
- 味来(みらい)… 皮が薄く生でも食べられる甘さ
- ピュアホワイト … 白粒で見た目が美しい
- 品種を混植すると粒色が混ざるので1種類に絞る
違う品種を近くで育てると花粉が混ざり、粒の色や甘さが変わってしまいます(キセニア)。1か所には1品種が鉄則です。
トウモロコシは風で花粉を運ぶ風媒花です。1列に細長く植えると花粉が届かず、粒がスカスカになります。
**最低でも2列以上、できれば正方形にまとめて**植えるのが、実をびっしり入れるコツです。
- 種まき … 4〜5月(地温15℃以上)
- 2列以上のブロック状に植える(重要)
- 株間30cm・条間30〜40cm
- 深さ3cm、1か所3粒まき→本葉3〜4枚で1本に間引く
日照を強く求める作物です。一日中日が当たる場所を選びます。
背が高く葉も大きいので蒸散量が多く、実が太る時期の水切れは粒の入りに直結します。
- 一日中日が当たる場所
- 実が太る時期(絹糸が出てから)は特に水を切らさない
- プランターは水切れしやすい。大型を選ぶ
大きく育つぶん肥料を多く必要とします。生育の節目で2回追肥すると実の入りがよくなります。
- 元肥をしっかり入れる
- 追肥1回目 … 草丈50cm頃
- 追肥2回目 … 雄穂(先端の穂)が出た頃
- 追肥と同時に株元へ土寄せすると倒伏を防げる
株元から出るわき芽(分げつ)は取らなくて構いません。むしろ光合成を助け、株を安定させます。
実は1株に1〜2本。2番目以降は小さいうちに取ると(ヤングコーンとして食べられます)、1本目が大きく充実します。
- わき芽は取らない(倒伏防止にもなる)
- 雌穂は1株1〜2本に。余分は若採りしてヤングコーンに
- 株数が少ないときは、雄穂を切って雌穂の絹糸に振りかけ人工授粉
- 収穫適期 … 絹糸が茶色く枯れて20〜24日後
収穫は朝がおすすめです。糖度は収穫直後から落ちていくので、採ったらすぐ茹でるのが最高においしい食べ方です。
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「粒が入らない」と「虫に食われた」が二大トラブルです。
- 1列植え … 受粉できず粒がスカスカ。ブロック状に植える
- 株数が少ない … 最低でも10株程度まとめて
- アワノメイガ … 雄穂に卵を産み、幼虫が実へ潜る。雄穂を早めに切ると被害が減る
- 収穫が遅い … 粒が硬くなり甘さが落ちる。絹糸の色で判断
- 倒伏 … 土寄せで株元を安定させる