
ナスの育て方
難易度 ★★☆・果菜(一年草)
「ナスは水で育てる」と言われるほどの水好き。トマトとは正反対で、水も肥料もたっぷり与えるほどよく実ります。秋まで採り続けるには夏の「更新剪定」が鍵です。
地方ごとに多様な品種がありますが、最初は使い道の広い中長ナスが扱いやすいです。
- 千両二号 … 家庭菜園の定番。丈夫でよく採れる
- 水なす等の特殊な品種より、まず標準的な中長ナスを
- 接ぎ木苗を選ぶと連作障害・病気に強い
- 長ナス・米ナス・水ナスは慣れてから
苗は「一番花のつぼみが見えている、茎が太いもの」がよい苗です。徒長した苗は後々まで響きます。
根を広く張り、長期間実をつけ続けるため、土の量が多いほど有利です。
- プランターは深さ30cm以上・1株に20L以上
- 市販の野菜用培養土(元肥入り)でOK
- ナス科の連作は避ける(3〜4年あける)
- 株間は50cm以上と広めに
日なたを好み、そして大量の水を必要とします。水が足りないと実が硬くなり、皮につやがなくなります。
真夏のプランターは朝夕2回が基本。地植えでも乾く前に与えます。
- 一日中日が当たる場所
- 夏は朝夕2回。乾かさない
- 株元に敷きわらやマルチで乾燥を防ぐ
- 「つやなし果」は水不足のサイン
トマトと同じ感覚で乾かすと失敗します。ナスは「水切れさせない」が正解、と覚えてください。
収穫期間が長いので、肥料切れが起きやすい野菜です。定期的な追肥が収量を決めます。
- 一番果の収穫後から追肥開始
- 以降は2週間に1回、収穫が続く限り
- 花の中心の雌しべが短くなったら肥料切れのサイン
- 追肥と一緒に軽く土寄せ
一番花のすぐ下の勢いのよいわき芽2本と主枝の計3本を伸ばす「三本仕立て」が基本。それより下のわき芽は全て取ります。
7月下旬〜8月上旬、株が疲れて実つきが落ちたら、枝を1/3〜1/2に切り戻します(更新剪定)。同時に根も切って追肥すると、1か月ほどで秋ナスが採れます。
- 三本仕立て … 主枝+勢いのよいわき芽2本。それ以下は除去
- 支柱は3本を斜めに立てて誘引
- 更新剪定 … 7月下旬〜8月上旬に枝を1/3〜1/2へ
- 更新時は株元から30cm離して根を切り、追肥+たっぷり灌水
一番果は小さいうちに採ってしまうのがコツ。株に負担をかけず、その後の実つきがぐっとよくなります。
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ナスの不調はほとんどが水と肥料の不足、そして乾燥による害虫です。
- 水切れ … 実が硬くつやがなくなる。ナス最大の失敗
- 肥料切れ … 花が小さくなり実がつかない
- ハダニ … 乾燥すると葉裏に大発生。葉水と適度な湿度で予防
- テントウムシダマシ … 葉を網目状に食害。見つけ次第捕殺
- 半身萎凋病 … 連作で発生。接ぎ木苗と輪作で回避