
ラベンダーの育て方
難易度 ★★☆・ハーブ(蒸れに注意)
ラベンダーは、香り高い紫の花が魅力のハーブ。日当たりと乾燥、風通しを好む一方、日本の高温多湿の夏(蒸れ)が大の苦手。品種選びと梅雨前の刈り込みが夏越しの鍵です。
ラベンダーは系統で耐暑・耐寒性が大きく違います。暖地では暑さに強い系統を選ぶのが成功の近道です。
- フレンチ(ストエカス)系 … 暑さに強く暖地向き。うさぎ耳の花
- ラバンジン系 … 丈夫で大株に育つ。香りも強い
- イングリッシュ(コモン)系 … 香り最高だが暑さに弱く冷涼地向き
暖地・都市部ならフレンチかラバンジン系が安心。イングリッシュ系は夏の蒸れで枯らしやすいです。
過湿を最も嫌います。水はけのよい土に、酸性を嫌うので苦土石灰を少量混ぜて弱アルカリ性にします。
- 市販のハーブ用土 or 赤玉+軽石+腐葉土(水はけ重視)
- 苦土石灰を少量混ぜて中和
- 鉢は素焼きなど乾きやすいものを
日当たりと風通しのよい場所へ。乾燥に強いので、鉢は表土がしっかり乾いてから水やり。地植えは根づけばほぼ不要です。
過湿と蒸れが根腐れ・株枯れの最大の原因。じめじめした場所は避けます。
- 日なた+風通しのよい場所
- 乾かし気味に。過湿は厳禁
- 梅雨〜夏は雨の当たらない場所へ移すと安心(鉢)
株元が蒸れると一気に傷みます。下葉や混んだ枝を整理し、風が抜けるようにしておきましょう。
やせ地でも育つので肥料は控えめに。春と秋に緩効性肥料を少量で十分です。与えすぎると香りが弱く、間のびします。
- 春・秋に少量
- 窒素過多は禁物(香りが落ちる)
- 真夏・真冬は与えない
夏越しの最大のコツは「梅雨前の刈り込み」。花を収穫がてら、全体を1/2〜2/3ほどに切り戻して株の中まで風を通します。
木質化した古い枝を大きく切ると芽が吹きにくいので、緑の残る位置で刈り込むのが基本です。
- 梅雨前に全体を切り戻して風通しよく
- 緑の残る位置で刈る(古い木質部を深く切らない)
- 花は開ききる前に収穫すると香りが良い
日本の夏の蒸れによる株枯れが圧倒的に多い失敗。次いで過湿の根腐れと、品種選びのミスです。
- 夏の蒸れで株が枯れる … 梅雨前刈り込み+風通し
- 水のやりすぎで根腐れ … 乾かし気味に
- 暖地でイングリッシュ系を選び夏に枯らす … 品種選び重要