
ヤシの育て方
難易度 ★☆☆・常緑(観葉・庭木)
一本置くだけで空間がリゾートになる観葉の定番。「南国の植物=暑さに強い」は正しいのですが、多くは直射日光より明るい室内を好みます。品種ごとの耐寒性の違いを知るのが第一歩です。
室内で育てるか、庭に植えるかで選ぶ品種が変わります。
- テーブルヤシ … 小型・耐陰性が高く室内向きの定番
- アレカヤシ … 明るい室内で大きく育つ人気種
- ケンチャヤシ … 耐陰性が高く丈夫。インテリア向き
- シュロ(トラキカルパス)… 耐寒性が高く関東以西なら屋外で越冬可
屋外に植えたいなら「耐寒性」の表記を必ず確認。テーブルヤシやアレカヤシは日本の冬の屋外では枯れます。
根が細かく張るので、通気性と水はけのよい土を使います。
- 市販の観葉植物用培養土でOK
- 鉢底石を敷いて水はけを確保
- 植え替えは2〜3年に1回、春〜初夏に
- 根を大きく崩さず、ひと回り大きな鉢へ
室内種はレースカーテン越しの明るい場所が最適です。真夏の直射日光は葉焼けを起こします。
空中湿度を好むので、霧吹きでの葉水がハダニ予防と葉の美しさに効きます。
- 明るい室内(直射日光は避ける)
- 表土が乾いたらたっぷり。受け皿の水は捨てる
- 冬は生育が鈍るので水やりを減らす
- 葉水を定期的に(ハダニ予防)
成長がゆっくりなので多肥は不要です。春〜秋の生育期だけ与えます。
- 5〜9月に緩効性肥料を2か月に1回、または薄い液肥を月2回
- 冬は施さない
- 与えすぎると葉先が傷むことがある
ヤシは幹の先端にある1つの生長点から葉を出します。**先端を切ると二度と伸びず、そのまま枯れます**。剪定は下葉の整理だけにとどめます。
茶色くなった下葉は付け根から切って構いません。葉先だけ枯れた場合は、枯れた部分をなぞるように整えます。
- 幹の先端(生長点)は絶対に切らない
- 枯れた下葉は付け根から除去
- 葉先の枯れは形に沿ってカット
- ホコリが積もるので時々葉を拭く
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室内のヤシで最も多いトラブルはハダニ、次いで根腐れです。
- ハダニ … 乾燥した室内で葉裏に発生。葉水で予防
- 水のやりすぎ … 根腐れ。表土が乾いてから
- 受け皿に水を溜めた … 根が傷む
- 直射日光 … 室内種は葉焼けする
- 生長点を切った … 回復しない。最も取り返しのつかない失敗