
ツバキの育て方
難易度 ★☆☆・常緑樹(冬〜春の花)
ツバキは、冬から春に艶やかな花を咲かせる和の常緑樹。半日陰でもよく育つ丈夫な木ですが、チャドクガ(毛虫)の被害と剪定時期にだけ注意します。
花色・花形が非常に豊富です。まずは丈夫で育てやすい定番から選ぶとよいでしょう。
- ヤブツバキ … 原種系で最も丈夫。赤い一重
- 乙女椿 … 淡いピンクの千重咲きで人気
- 侘助(わびすけ)… 小ぶりで茶花にも使われる
サザンカとよく似ますが、椿は花ごとポトリと落ち、サザンカは花びらが散ります。開花期も椿のほうが遅めです。
水はけがよく、やや酸性の土を好みます。鹿沼土を混ぜると酸度が保たれます。地植えは腐葉土をすき込みます。
- 鉢 … 赤玉土+鹿沼土+腐葉土など
- 弱酸性を好む(鹿沼土が有効)
- 地植えは半日陰の水はけのよい場所へ
明るい半日陰を好み、真夏の西日は葉焼けの原因になります。乾燥にはやや弱いので、鉢は表土が乾いたらたっぷり。
蕾がついてから極端に乾かすと、花が咲かずに落ちる(蕾落ち)ことがあります。
- 明るい半日陰。真夏の強い直射は避ける
- 表土が乾いたらたっぷり。乾かしすぎ注意
- 蕾の時期の極端な乾燥で蕾落ちに注意
花が終わった春と、花芽が充実する秋(9月頃)に緩効性肥料を施します。真夏の施肥は避けます。
- 花後(3〜4月)にお礼肥
- 秋(9月頃)に緩効性肥料
- 真夏は施肥しない
剪定は花が終わった直後(3〜4月)に行います。夏には翌年の花芽ができるため、それ以降に強く切ると花芽を落としてしまいます。
混み合った枝を間引いて風通しをよくすると、チャドクガの予防にもなります。
- 剪定は花後すぐ(3〜4月)
- 夏以降の強剪定は翌年の花を減らす
- 枝を透かして風通しよく(毛虫予防)
チャドクガ(毒毛虫)の被害が最大の注意点。触れると激しくかぶれるので、早期発見と防除が重要です。
- チャドクガの毛虫 … 葉裏に群生。触るとかぶれる。早期に枝ごと除去
- 花後以外の剪定で翌年咲かない
- 真夏の西日で葉焼け … 半日陰へ